マニアと味わう「ご当地カップ麺」の世界第百二十六回東洋水産「やきそば弁当」の「室蘭やきとり味」と「えび塩味」文・写真:オサーンカップ麺ブロガーのオサーンです。「ご当地カップ麺」連載の第百二十六回目となる今回は、東洋水産の北海道限定「やき弁」新フレーバーは「室蘭やきとり味」と「えび塩味」「やきそば弁当」は、北海道内で圧倒的な支持を集めるカップやきそば。北海道みやげや北海道フェアの定番でもあります。現在は5種の味がレギュラー商品になっていて、さらに定期的に期間限定の「やき弁」新フレーバーは「室蘭やきとり味」と「えび塩味」「やきそば弁当」は、北海道内で圧倒的な支持を集めるカップやきそば。北海道みやげや北海道フェアの定番でもあります。現在は5種の味がレギュラー商品になっていて、さらに定期的に期間限定の新フレーバーが発売されています。2023年も「北見焼肉味」と「シーフード味」、「札幌辛みそラーメン風」と「いつもよりちょっとたらこ味強め」を紹介しましたね。「室蘭やきとり味」と「えび塩味」今回登場した新フレーバーは「室蘭やきとり味」と「えび塩味」の2種。室蘭やきとりは「鉄のまち」として知られる北海道・室蘭市のご当地グルメ。「札幌みそラーメン」や「小樽あんかけ焼そば」フレーバーなどに続く、北海道の味の再現です。「えび塩味」はチルド麺「マルちゃん焼そば」のスポット商品として好評を博した味を参考にしたとのこと。「やきそば弁当」新フレーバー2品の内容物「室蘭やきとり味」(左)と「えび塩味」(右)の内容物内容物は、両商品とも別添袋が3つ。「室蘭やきとり味」が「液体ソース」と「かやく」が入っているのに対し、「えび塩味」は「粉末ソース」と「特製油」の組み合わせでかやくは入っていません。麺の形状も両者で異なっているようです。また、戻し湯で作るスープも違います。「中華スープ」(左)と「コンソメスープ」(右)「室蘭やきとり味」に付属するのは中華スープで、「えび塩味」にはコンソメスープ。通常の「やきそば弁当」には中華スープが付いていますが、味によってコンソメスープや白湯スープが使い分けられています。ちなみに東北・信越限定で発売されている「焼そばバゴォーン」は「わかめスープ」となっています。「やきそば弁当室蘭やきとり味」「やきそば弁当室蘭やきとり味」まずは「やきそば弁当室蘭やきとり味」。「室蘭やきとり」は北海道・室蘭のご当地料理で、「やきとり」という名前ですが、いわゆる"焼き鳥"ではありません。豚肉と玉ねぎを交互に串に刺した料理で、たれと洋からしで食べるのが一般的です。「やきそば弁当室蘭やきとり味」と「中華スープ」「やきそば弁当室蘭やきとり味」では、ポークベースで甘からい醤油味のソースに洋からしの風味を効かせ、白ごまやスパイスの入った「ふりかけ」を合わせて「室蘭やきとり」の味を再現。甘い醤油味はまったりしていますが、からしやスパイスを効かせることでパンチを加えています。特にからし風味はカップ焼そばのソースではあまり見たことがなく、新鮮な味でした。ソース自体はそれほど濃いわけではなく甘みを含んだやさしい味わいなので、塩気強めの「中華スープ」と合わせて食べるとよくマッチします。他の多くの「やき弁」と共通する特徴ですね。太めの油揚げ麺と挽肉やキャベツなどの具麺は太めで縮れの強い油揚げ麺で、いつもの「やき弁」よりだいぶ太くなっています。太くて主張が強いため、多少ソースの味を邪魔してしまう印象。ソースだけ舐めるとしっかり「室蘭やきとり」の味と洋からしの鼻にツーンと来るところまで感じられますが、麺と合わせてしまうとソースの味がわかりづらくなってしまいます。具は挽肉とキャベツで、キャベツが多めに入っています。挽肉は通常の「やきそば弁当」に入っている硬い食感でダイス状のものとは違い、やわらかい挽肉でした。「やきそば弁当えび塩味」「やきそば弁当えび塩味」続いては「やきそば弁当えび塩味」。ソースは、チキンベースに海老の風味やスパイスを効かせた塩味で、海老の風味をつけた「特製油」や「ふりかけ」のスパイスによって、海老とスパイスのパンチが強い味わい。ソース粉末と麺を混ぜ合わせるのに一苦労しますが、湯切りを多少甘めにして気持ち水分を残すことで、粉末ソースが麺と絡みやすくなります。「やきそば弁当えび塩味」とコンソメスープ「やき弁」の味は基本的にやさしい系が多いですが、今回の「えび塩」については海老もスパイスも強く、コンソメスープの必要性があまりないように感じました。コンソメスープは中華スープ同様に塩気が強いので、「えび塩味」の焼そばと一緒に飲むとやや塩辛く感じてしまうかもしれません。細めの油揚げ麺麺は細めで縮れの強い油揚げ麺。「室蘭やきとり味」よりも、そして通常「やき弁」よりも、細い麺となっています。細いため麺の主張が穏やかなことから、ソースの「えび塩味」の強さがより強調されていました。ふりかけ以外に具は入っておらず、税別236円の価格設定を考えると少し物足りない印象です。室蘭みやげの有力候補に「やきそば弁当」の新フレーバー2品をレビューしましたが、「室蘭やきとり味」は太い麺と合わせるにはソースの味が少し弱かったものの、「中華スープ」と合わせて塩気の強さが最適化される「やき弁」らしい味わいが特徴的でした。「えび塩味」は、「やき弁」らしからぬ強い味のソースで、海老の風味とスパイスが強力でしたが、塩気の強い「コンソメスープ」と合わせるとやや塩辛く感じられました。北海道らしい味、そしてスープを含めた「やき弁」らしい味なら「室蘭やきとり味」、「スープ」よりも焼そば単体の味なら「えび塩味」が良さそう。「室蘭やきとり味」は室蘭みやげの有力候補になりそうですね。筆者:オサーンカップ麺ブロガー。十数年前に出会った「日清麺職人」のおいしさに感激したことがきっかけでブログを開設。「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」で毎週発売される新商品を食べて毎日レビューしています。豚骨スープとノンフライ麺の組み合わせがお気に入りですが、実はスープにごはんを入れて食べるのが最も至福の時です。Twitter(@ossern)