マニアと味わう「ご当地カップ麺」の世界第百十五回東洋水産「やきそば弁当」の「札幌辛みそラーメン風」と「いつもよりちょっとたらこ味強め」文・写真:オサーンカップ麺ブロガーのオサーンです。「ご当地カップ麺」連載の第百十五回目となる今回は、北海道のソウルフードとして知られる東洋水産の「やきそば弁当」から登場した新フレーバー2品をレビューします。「札幌辛みそラーメン風」と「いつもよりちょっとたカップ麺ブロガーのオサーンです。「ご当地カップ麺」連載の第百十五回目となる今回は、北海道のソウルフードとして知られる東洋水産の「やきそば弁当」から登場した新フレーバー2品をレビューします。「札幌辛みそラーメン風」と「いつもよりちょっとたらこ味強め」です。「札幌辛みそラーメン風」(左)と「たらこ味強め」(右)「やきそば弁当」48周年に登場した新フレーバー2品「やきそば弁当」は、道民が愛する北海道限定発売のカップ焼そばで、麺を戻したお湯で作るスープが付いているのが特徴です。現在はレギュラーフレーバー5種類と、ノーマル味が「やきそば弁当」「大判やきそば弁当」「でっかいやきそば弁当」の3サイズで展開されています。「やきそば弁当」は1975年の発売から48周年を迎え、9月4日に今回レビューするフレーバー2品が新たに投入されました。札幌味噌ラーメンを「辛みそ」にアレンジした「札幌辛みそラーメン風」と、「たらこ味バター風味」のたらこを濃くした「いつもよりちょっとたらこ味強め」。「やきそば弁当」では定期的に限定フレーバーが登場しており、過去にも何度かレビューしてきました。両商品とも、「札幌みそラーメン風」や「いつもより」シリーズといった以前に出ていたものの派生商品となっています。「やきそば弁当」新フレーバー2品の内容物「札幌辛みそラーメン風」(左)と「たらこ味強め」(右)の内容物カップにはあらかじめ麺が入っていますが、どちらの麺もいつもの「やきそば弁当」より太め。両商品とも内容物は3袋。「カップスープ」と「ふりかけ」の袋の他に、「札幌辛みそラーメン風」には「液体ソース」と「かやく」、「たらこ強め」には「粉末ソース」と「特製油」が入っています。「白湯スープ」(左)と「コンソメスープ」(右)の粉末通常の「やきそば弁当」に入っているのは「中華スープ」なのに対し、今回の2品は「札幌辛みそラーメン風」には「白湯スープ」、「たらこ味強め」には「コンソメスープ」が入っています。どちらも麺を戻したお湯で作ります。北海道名物の合体!「やきそば弁当札幌辛みそラーメン風」「やきそば弁当札幌辛みそラーメン風」まずは「やきそば弁当辛みそラーメン風」。札幌名物の「味噌ラーメン」と、北海道名物の「やきそば弁当」が合体。以前にも「札幌みそラーメン風」という商品が出ていましたが、今回、辛くなって復活です。「札幌辛みそラーメン風」と「白湯スープ」完成ピリ辛の味噌味のソースに、いつもより太くて縮れの強い油揚げ麺と、挽肉、キャベツ、ごまの入ったふりかけが合わせられています。ソースは、味噌味をベースにニンニクや生姜を効かせて味噌ラーメン風に仕上げています。スープはいつもより白い「白湯スープ」ですが、塩気が強く、いつもの「中華スープ」と色味以外はそれほど大きな違いはないように感じました。ピリ辛程度に辛味がつけられていてアクセントとなっているソースではありますが、一般的な味噌ラーメンの濃い味に比べて塩気がおとなしいため、塩気の強い「白湯スープ」を飲みながら食べると最適化されます。いつもの「やき弁」とは雰囲気が違う麺黄色い中太麺と挽肉やキャベツなどの具麺は中太で縮れがついた油揚げ麺。やや黄色味を帯びていて、札幌味噌ラーメンで使われる玉子麺の雰囲気が再現されています。麺の形状がいつもと違うので、同じやきそば弁当でもいつもとは雰囲気が別物でした。具は挽肉、キャベツ、白ごまのふりかけ。なんとなく味噌ラーメンっぽい気もしますが、いつものやきそば弁当とそれほど違いはありません。つけ麺スタイルで食べてみたやきそば弁当のスープを見ていると、つけ麺のようにスープに麺をつけて食べたくなりますよね。ただ、全体をスープに浸してしまうと、麺に絡んでいた味噌味のソースがスープの中に流れてしまい、白湯スープの塩味が強くなってしまいます。辛味噌ラーメンの味と白湯スープの両方を活かすなら、江戸っ子のざる蕎麦の食べ方よろしく、麺の裾の部分だけをスープにつけて食べるのが良さそうですが、無理につけ麺にしなくても「麺を食べてスープを飲む」を交互にするだけの方が楽な気もします。たらこ強化!「やきそば弁当いつもよりちょっとたらこ味強め」「やきそば弁当いつもよりちょっとたらこ味強め」続いては、「やきそば弁当いつもよりちょっとたらこ味強め」。レギュラー商品として長らく君臨している「やきそば弁当たらこ味バター風味」のたらこ強化商品となっています。パッケージを見るからにピンク色で濃そうですが、ピンクすぎてイチゴ味にも見えてしまいます。「たらこ味強め」と「コンソメスープ」完成ソースは、たらこの入った粉末ソースと、バターとたらこの風味が感じられる特製油の組み合わせで、たらこバターの味。太くて縮れのついた油揚げ麺と、パセリの入ったふりかけが合わせられています。たらこ味を強くした商品ですが、もともとの「たらこ味バター風味」のたらこ味がそれほど濃いわけではないため、強化されたといはいえ今回も一般的なカップ麺のたらこ焼そばと比べてそれほど濃いわけではありません。油脂が多めに入っていて、こってり感が強くなっており、たらこに負けないレベルでバターの風味も感じられました。スープにつけると、スープが美味しく進化太めの油揚げ麺とパセリ入りのふりかけ麺はレギュラー商品の「たらこ味バター風味」と同様のものと思われます。やや油揚げ麺の匂いが強く、麺の味が雑味として作用することでたらこバターの味がスッキリ感じ取ることはできませんが、ソースより油揚げ麺の味が勝ったバランスはやきそば弁当シリーズの特徴的な部分でもあります。具は入っていませんが、パセリ入りのふりかけが味と色味の両方でアクセントに。特にバターが強くてまったりしたソースなので、パセリの味がソースの輪郭をハッキリさせる効果がありました。「たらこ味強め」もつけ麺にして食べてみたこちらも同じようにつけ麺スタイルで食べてみました。スープは「コンソメスープ」ですが、こちらもやはり塩気が強く、コンソメの風味よりも塩気が目立っているように感じます。スープに付けても麺にたらこの味が多少残り、コンソメスープとの調和を楽しむことができましたが、やはりスープに付けるのは少しにした方が良さそう。ただ、麺を投入してスープに溶け出したたらことバターの味が、残ったコンソメスープの味を美味しくしており、スープの方に効果的に作用していました。北海道旅行のお土産候補に最近では、北海道以外でも食品フェアやアンテナショップなどによってやきそば弁当を手に入れられる機会が増えましたが、新商品となるとそう簡単には手に入りません。外国人観光客を中心に需要の増加から、北海道、特に札幌ではホテルの予約が取れなかったり宿泊代金が大幅に高騰していたりと、北海道旅行のハードルがかなり高くなっていますが、北海道を訪れた際にはお土産候補のひとつとしていかがでしょうか。筆者:オサーンカップ麺ブロガー。十数年前に出会った「日清麺職人」のおいしさに感激したことがきっかけでブログを開設。「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」で毎週発売される新商品を食べて毎日レビューしています。豚骨スープとノンフライ麺の組み合わせがお気に入りですが、実はスープにごはんを入れて食べるのが最も至福の時です。Twitter(@ossern)