京都の女将の元に郵送で「小指」届く 誰の指?何のメッセージ?送り主を直撃してみた
2024.01.19 08:00
「運命の赤い糸」というのは...
岡シャニカマさんが本当にやりたかったことは別にある。
企画の発端は、こんな気持ちだった。
――小指を送りつけたい。
まあ、そうだろう。小指を送りつけたいと思っている人以外、こんな企画思いつかないだろう。
小指は造形にこだわり、自ら製造した。苦労もあった。
というのも、岡シャニカマさんの色覚はC型(もっとも人数が多い色覚タイプ)ではないため、絵の具で指の色をなかなか再現できなかったのだ。
岡シャニカマさん:四苦八苦していたのを妻が見かね、絵の具の調合から重ね塗りまでしてくれたおかげで完成しました。 小指でこだわったのは指の関節部分です。シワの部分にも細い筆で細かく着色しました。(妻が)
造形に2日、着色に2日かかったという。さらに、小指を入れて送る封筒のデザインにも頭をひねった。
岡シャニカマさん:「運命の赤い糸」という大義名分を考えて、それが伝わる文章を考えるところに結構苦労しました。 「指」に関するダジャレを散りばめることで『小指』の存在を匂わせつつコンセプトも伝えられるようにし、イラストも「指が多い」というAI生成イラストあるあるを盛り込み、セリフもよくみると『初詣』ではなく『初指』にしています。
「小指を送りつけたい」という強い気持ち――いや、もはや執念と言うべきかもしれない――よく伝わってきた。
しかし、送りつけられた側の気持ちは?