「辺鄙な山奥で見つけた老夫婦が営む飯屋。金を持っていなかった私は、他の客がいなくなるまで待ってから...」(兵庫県・50代男性)
2023.07.11 11:00
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Sさん(兵庫県・50代男性)
25年ほど前、トラックドライバーだったSさんは困窮した生活を送っていた。
その日はお腹が空いていて何か食べたいと思っていたが、ポケットには50円ほどしかなくて......。
25年くらい前、極貧だったトラック運転手時代のことです。父が残した借金を返すために、稼いでは支払ってのいたちごっこの生活でした。
その日食べるお金も無いのですが、内職を頑張ってくれている嫁にお金貸してと無理も言えず、所持金わずか200円くらいで生活を送る日々。会社に前借りしたりして、しのいでいました。
残された道は死ぬか、奇跡を信じてお金が落ちていないかという状況でした。