シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Tさん(埼玉県・年齢不明女性)中学生の頃、Tさんは厳しい校則に反発ばかりしていたという。 しかし、部活動の吹奏楽部には熱心に取り組んでいて、全校集会でも表彰されるほどだったのだが......。 画像はイメージ <Tさんの体験談> 私が通っていた中学校は、大学までエスカレーター式の私立の女子校でした。 中3の頃は厳しい校則に反発してばかりいて、生徒指導の先生たちからは嫌われていたと思います。 でも、部活動だけは一生懸命でした。 天敵の生活指導の先生と鉢合わせ 吹奏楽部でトランペットの担当でした。県主催の個人のコンクールなどにも出場し、出れば優勝し、全校集会で表彰されることも多々ありました。 その日も全校集会で表彰され、優勝トロフィーと賞状を持って1人で教室に戻る途中、廊下で天敵の生活指導の先生と鉢合わせしました。 そしてすれ違いざまに「お前がどんなに活躍しようが、俺は絶対に祝福しねーからな」と言われました。私は「大丈夫でーす」と目も合わせずに教室に戻りました。 廊下で鉢合わせた生徒指導の先生に...(画像はイメージ) その直後にあった1時間目の国語の授業中、悔しくて悲しくて涙が出てきてしまいました。私は静かに泣きながら板書をノートに書き写して、周りにバレないようにしていました。 なんとか授業が終わり、涙も落ち着き、次の授業の準備をしていたら、国語のおじいちゃん先生が近寄ってきました。 「トランペットよく頑張っているな、放課後も毎日最後まで練習してえらいぞ。お前は勉強なんか頑張らなくて良いから、得意なものをどんどん伸ばせ」 そう言って大きな手で私の頭をポンポンと撫でてくれました。 「頭ポンポン」のおかげで... それからの私は校則違反もギリギリしないように要領よく過ごし、高校も無事に内部進学し、さらに吹奏楽部でも活躍することができました。 大学には進学せず音楽はキッパリと辞め、美容学校に進学し、30年経ちました。 今はホテルで新婦さんの支度をする婚礼美容師やヘアメイクを育成しながら、小さな会社を経営しています。 (画像はイメージ) あの時、国語の先生が私に話しかけてくれなかったら、素直な気持ちを忘れていたかもしれません。 先生、私はあの時の頭ポンポンに支えられてここまでやってこれました。 ありがとうございました。 誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて! Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。 読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko[a]j-town.net、[a]を@に変更)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。 (※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)