1900年の歴史ある神社、公式サイトを「RPG風」にしてしまう 宮司「あくまでオリジナルです」
2023.05.31 17:05
「バカ真面目なサイトでは誰も見てくれない」
熊野皇大神社のウェブサイトはトップページだけでなく、神社の由緒やご神木の説明欄、さらには宮司のプロフィール欄もRPGのコマンド画面のようになっていて、世界観が徹底して統一されている。
サイトのアイデアを考えたのは宮司の水澤さん。「楽しくしたくてゲームのようにしました」と語る。
「いくら歴史の長い神社とは言ってもバカ真面目なサイトでは誰も見てくれない。多くの人に見てもらいたくてゲームみたいにしました」
本人はゲーム好きではあるが、それよりも「見てもらえるように」というところに重点があったそうだ。
以前は自力でウェブサイトを作っていた水澤さんだったが、ある時専門の業者に頼もうと決意。神社に樹齢1000年以上のご神木「しなの木」があり、"導きの神"である八咫烏(やたがらす)とゆかりの深いことから「RPGのような世界観が合うのでは」と思いついた。
そして、着想から約3年を経た2022年、ゲーム風のサイトが完成したのである。