こんなトコまで「めがね」かよ! 顔ハメにマンホール、そしてフェス...「鯖江めがね」の故郷の「めがね愛」が凄すぎた
貴重な体験もできちゃう
もちろん、めがねを使って愉快に遊ぶことだけがめがねフェスではない。
たとえば、公益社団法人「日本眼鏡技術者協会」が設けていたのは、2022年に誕生しためがね業界初の国家資格「眼鏡作成技能士」のPRブース。
ここでは、同資格所持者が持つ技術のひとつである「めがねのフィッティング」を体験することができた。
フィッティングとはちょうどいいかけ心地になるようにめがねのテンプルや鼻あてなどを調節していく作業。誰がめがねをかけるかによって「耳の高さ」「奥行き」「顔の横幅」はもちろん違うし、めがね自体も1つ1つ異なる構造や素材でできていて、使われている部品も様々。
めがね屋さんに行けば当たり前のように「ピッタリ」に調整してもらえるが、実はそれは相当な知識と経験、技術を持ったスペシャリストだからこそできる作業なのだと体験を通して学ぶことができる。
めがねにまつわる複数のメーカーや企業がブースを出していて、そのめがね製造技術を活用したこんなユニークな商品も販売されていた。
めがねのフィッティングに関わるパーツを製造販売する「ササマタ」(鯖江市)が制作しためがねのようにかけられるマスク「ZiBi」。紐のかわりにテンプルがついている。
ピアスやイヤリングといったアクセサリーやイヤホンをつけているときも邪魔にならず、めがねとも一緒にかけられる。めがねフェス内でこのマスクを着用しているめがねユーザーの姿もちらほら見かけた。テンプルもナイロンとチタンから選べて、本当にめがねみたいだ。
実用的なグッズだけではなく、めがね好きなら欲しくなっちゃうかわいいグッズもたくさんあった。
そしてさすがはめがねフェス。
空腹を満たしてくれる「グルメ」もしっかりめがねをかけている。