「貧乏旅中の若い僕を自宅に招いてくれた中年女性。風呂を借り、食事までしていると彼女の姑が現れて...」(福島県・50代男性)
嫁と姑とはこんな感じ?
その後、私を家に招いてくれた女性が部屋に戻ってきました。
そこで「今、ばーちゃんですかねー?これもらいました」とお伝えすると「ばーちゃんは何でもあげるんだから」とつぶやいていました。
そんな彼女もまた、別のおかずを持ってきていて「これ食べてみな。美味しいから」と私に出してくださいました。そして、
「ばーちゃんには内緒だよ」
と、おばあさんと同じ言葉を口にしたので、とても驚いたことを覚えています。
当時21歳だった私は、「嫁と姑」とはこんな感じなのか、仲がいいのか悪いのか、わかりませんでした。けど、2人とも優しい人だなーと思いました。
腹ペコで、運動部所属でもあった私は出していただいたご飯は全て美味しくいただきました。その食べっぷりには彼女も驚いたことと思います。
そして、お暇するときには「これ晩に食べ」とおにぎりまで持たせてもらいました。
あれから約30年が経ち、今となってはもう一度あの場所に行くことも、あの素敵な2人の女性にもう一度お会いすることも出来ません。
お腹も心もいっぱいにしていただき、ありがとうございました。そして本当にごちそうさまでした、と改めてお礼を伝えたいです。
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