「業が深い」「悪魔のようなガチャや...」 無限の可能性を秘めた「キャリア積み木」で「とんでもキャリア」積んでみた
キャリアを積むのはめんどくさいから...
よざさんは「キャリア積み木」を思いついたきっかけについて、こう説明する。
「社会人歴も長くなり、周りの友達らが『キャリア』を意識した選択をしたりするのをみて、えらいなと思いつつ『めんどくさいな...』と思いました。
そもそも積めるもんなのか!? そんなうまくいくか!? という違和感を日々抱えていまして、それがカプセルトイの企画会議の時に『積み木にしてしまえ』というかたちで表に現れたような感じです」
その後、CHOCOLATE Inc.のコンテンツプロデューサー・佐藤帆奈美さんや販売元のブシロードクリエイティブと議論を重ね、10種類のキャリアを積み木にすることに決まった。
「最初は本当に係長、課長、部長、会長...という王道サラリーマンコースだけで構成しようか?とか『神』を入れよう!などいろんなアイデアがありました」(よざさん)
ちなみに、よざさんがカプセルトイの企画を行ったのは、今回が初めて。「企画担当者」というキャリアを新たに積んだというわけだ。
そんな記念すべき「キャリア積み木」が、さっそくネット上で話題に。よざさんは嬉しく感じると同時に、予想外の反応に驚きもしているようだ。
「また、私は素直に『キャリアを積み木にしたら、簡単に高く積めてみんな楽になるだろう』という思いで制作しましたが、『崩すの簡単そう』『木だからよく燃えそうだな』という感想が続出して、予想外のコメントに震えました」
ちなみに、記者がユーザーの反応を見ていて気になったのは「億万長者や人間国宝になるとそれ以上『キャリアが積めない』のゲームオーバーすぎる・・・」というもの。やはりそんな意図があって三角形にしているのだろうか? 記者が疑問をぶつけてみると、
「位が高いとされている肩書きは三角の形状にしていたので「何も積むことができない」という感想がいただけて嬉しいです」
とよざさん。しかし、「いろんな積み方が可能かと思います」ともほのめかす。
ということは、ぱっと見では人生の頂点でありそうな「億万長者」や「人間国宝」からさらにキャリアを積める可能性もあるって、こと......?