元埼玉県民も認めざるを得ない「千葉の功績」 55周年迎える「アラビヤン焼そば」の魅力に迫る
袋麺とは似て非なる味!
ソースは程よいスパイス感と酸味があり、袋麺のソースとほぼ同じ味だと思われます。ただ、フライパンで炒めたソースの香ばしさはなく、ソースの臨場感は袋麺に軍配が上がります。
代わりに別添の「調味油」によって調理感を付与していました。
炒めていない分、カップ麺の方がソースのスパイス感や酸味がダイレクトに伝わり、多少濃い味に感じられます。
袋麺では麺が縮れていて、ほぐしにくく多少ボソボソした食感だったのに対し、カップ麺はストレートでやや細めでほぐれやすく、調味油によってなめらかな食感。「アラビヤン焼そば」に限りませんが、袋麺でも少し油を入れて炒めると仕上がりが良くなります。
同じようなソースを使っていながらも、調理法や麺の違いによって、袋麺とカップ麺は似て非なるものでした。
具は少量のキャベツのみで、「かけ焼そば」の雰囲気すら漂います。
袋麺に入っていた「青のり」が入っていないので、自分で用意すると再現性が高まりそうです。
ちなみに、以前出ていたカップ麺では「青のり」の袋が入っていたので、「青のり」の不在はインフレが加速する日本経済の現状を反映しているのかもしれません。