「満員バスで立つ私のカバンが、座席の女性の顔の前でブラブラ。当ててしまわないよう気を付けていたら『兄ちゃん...』」(大阪府・40代男性)
「兄ちゃん、カバン...」
力を入れ続けていたため、だんだんと汗も落ち始めたところ、正面の女性が私のカバンを引っ張りました。
「兄ちゃん、カバン重たいやろ?ここに置いてええから」
彼女はそう言って、自分の膝の上に私のカバンを置こうとするのです。私は「そんな、悪いです。教科書いっぱいで重いのに」と言ったのですが、
「遠慮したら、あかんよ!混んでて大変なんやからお互い様やで!」
と言ってくれました。
雨で濡れていたカバンのせいで、彼女のスカートも濡れてしまったのではないかと思います。
降りる時に「ありがとうございました、本当に助かりました」と感謝の気持ちは伝えましたが、改めて感謝の気持ちを伝えたいです。
高校3年間でたった一度だけの電車バス通学で体験した、いい思い出です。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)