「コロナ禍の夏、スーパーで座り込んだ私。突如襲ってきた息苦しさに耐えていると、見知らぬ女性が後ろから...」(東京都・30代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Rさん(東京都・40代女性)
ある初夏の日、Rさんは治療のために歯医者を訪れた。
日差しが強いのに、コロナ禍真っ只中でマスクも欠かせない――そんな条件が重なり、彼女は座り込んだまま立ち上がれなくなってしまったという。

<Rさんの体験談>
2020年の初夏のことです。当時もコロナ禍でしたが、私は治療のために歯医者に通っていました。
歯科は駅から少し離れた場所にありましたが、日傘をさしてその日も通院。
とにかく「マスクをしなければ」という思いで、熱中症のことなど頭に無かったのです。