「客のほとんどが中国人」 埼玉・西川口の「ガチ中華」に挑戦してみた結果
持ち帰りもOK!
汁が赤く、唐辛子も入っていて見るからに辛そうな料理ではあるのだが、意外にそうでもない。舌を刺すような刺激的なものではなく、じんわりと口の中に辛さが広がり、身体を温めてくれる。
見た目が厳つい不良なのに、付き合ってみたら優しくて暖かい奴だった――そんなラブストーリーを想起するような感覚だ。
非常においしくて日本人の友達に勧めたくて仕方のない絶品だったのだが、1つだけ問題があった。今回、筆者は1人でヤナギマツタケの干鍋を食べたが、とにかく量が多い。
店員さんによると本来なら2~3人で食べるのだそう。食べきれないときは声をかけてくれれば持ち帰りできる。筆者もお言葉に甘えて、残りは家で食べることにした。
今回の取材に訪れる前、店長からは「日本語の対応が難しいかも......」と言われていた。
しかし、実際に訪れてみると、店員さんは日本語も丁寧でフレンドリー。量が多くて、ひとりフードファイト状態になっていた筆者も気にかけてくれて、持ち帰りのことまで教えてくれた。
決して怖がったり、気が引けたりするようなこともなく、気持ちよく本格的な中国料理を味わえた。もし、読者の方に西川口のガチ中華に一歩踏み出せない人がいるのなら、臆することなく挑戦してほしい。きっと温かく迎え入れてくれるだろう!