「客のほとんどが中国人」 埼玉・西川口の「ガチ中華」に挑戦してみた結果
300種類の豊富なメニュー
今回、筆者がチョイスしたお店は西川口駅から徒歩3分ほどの場所にある「橋頭 私家菜(キョウトウ シカサイ)」だ。
「お客さんのほとんどが中国人です。週末にもなれば、色々なところから中国の方がいらっしゃいます」
4月27日、電話取材に応じた「橋頭 私家菜」の店長はそう語った。中国人の心をがっちりとつかんでいる――まさに今回の企画にピッタリの場所だ。
店長によると、同店では300種類もの豊富なメニューを取り揃えている。中国人といっても、出身地方によって食の好みも変わってくるため、人気のメニューもさまざま。
その中でも、この店ではないと日本では早々食べられないメニューがないかを聞くと、
「ヤナギマツタケの干鍋は珍しいでしょう。素材も中国から輸入して作っているんです」
と店長は答えた。
干鍋とは、汁気の少ない鍋料理のこと。四川料理の中でも比較的新しい料理なんだとか。そして、ヤナギマツタケという聞き慣れない食材は、ヤナギなどの広葉樹に発生するキノコだ。
店長のおススメを教えてもらった筆者は翌28日、さっそく店に向かった。