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あの時はありがとう
旅先いい話

「癌の父を車椅子に乗せ、治療のため訪れた都会の駅。田舎者感が凄かったのか、若い女性に声をかけられ...」(山形県・50代女性)

井上 慧果

井上 慧果

2022.04.09 08:00
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千葉に来た理由を話すと...

そのお姉さんもタクシー乗り場の場所を尋ねると、

「荷物を預かるので、どうぞ車椅子を押してください」

と言って、外のタクシー乗り場まで連れて行ってくださいました。

その間、私たちが千葉県を訪れた目的などをお話したので、別れ際には「無事治療が済みますように」とまで声をかけてくださって......。

荷物を持って案内してくれた(画像はイメージ)
荷物を持って案内してくれた(画像はイメージ)

その方が行く方向が、私たちと一緒だったのかどうかも分かりません。違ったのなら申し訳ないと思いながらも、涙が出そうなくらいありがたくてありがたくて。

「都会にもあんなに親切で優しい方がいるんだね」って、父と2人でとても温かい気持ちをいただきました。

どちらのどなたなのかもわかりませんが、あの時は本当に心強く、感謝の気待ちでいっぱいになりました。ありがとうございました。

父は転移などもあり闘病中ですが、おかげ様で今でも美味しいものを食べて頑張っています!

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)

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