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「平和」という名を背負い続けて76年 改めて知っておきたい「Peace」が愛される理由

大山 雄也

大山 雄也

2022.04.01 17:00
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2022年1月31日、日本たばこ産業(JT)はピース・ブランドから「ピース・リトルシガー」をCLUB JTオンラインショップ限定の定番商品として 発売した。

ピース・リトルシガー(2022年3月24日、Jタウンネット撮影=以下同)
ピース・リトルシガー(2022年3月24日、Jタウンネット撮影=以下同)

「ピース・リトルシガー」は、2017年から過去3回、数量限定で販売され今回から、オンラインショップ限定の定番商品となった 。

ピース・ブランドに新たな顔ぶれが加わり、名作を楽しむ幅が広がるのは愛煙家にとって嬉しい話。

しかし、筆者には疑問に感じる点もあった。

「どうしてピースは、新しい商品を出すことができるのか」

なぜこんな疑問を持ったのかというと、このところJTでは長らく販売されてきた昔ながらの銘柄が続々と姿を消しているからだ。

1949年に誕生した「しんせい」が2018年10月に、1906年に発売された「ゴールデンバット」、66年登場の「わかば」、68年発売の「エコー」が2019年10月にそれぞれ廃止。リトルシガーとして生まれ変わったものもあるが、歴史ある紙巻きたばこが次々と消える流れがある。

そんな中で、1946年に発売された「ピース」は廃止されるどころか新製品まで登場。時流とは異なる動きを見せているように感じたのだ。

なぜ、ピースは今も残るのか
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