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「昔は、たばこが安かった」←いったい、どのくらい?たばこの歴史と社会情勢を探る

井上 祐亮

井上 祐亮

2021.02.02 17:00
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値上げが止まらない、たばこ。2020年10月1日、たばこ税が増税されたことは記憶に新しい。

筆者は21年1月時点、一箱540円(税込み、以下同)のメビウスを吸っている。

初めてメビウスを吸ったのは、2016年。その時は、一箱430円だった(16年4月の値上げ前)。昭和生まれの先輩記者に話を聞けば「昔は、もっと安かった」と口を揃えて言うのだから、なんとも羨ましい。

たばこは「安かった」(たばこと塩の博物館で、編集部撮影)
たばこは「安かった」(たばこと塩の博物館で、編集部撮影)

昔って、どれくらいたばこが「安かった」のだろうか。気になった筆者は、「たばこ」の歴史と文化をテーマとする「たばこと塩の博物館」(東京都・墨田区)へと向かい、たばこの歴史を調べてみることにした。

メビウス(マイルドセブン)は発売当初「150円」
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