夜空に浮かぶ星みたい... 蝋燭と梅の花のツーショットにうっとり「神秘的です」「めっちゃ綺麗」
「梅花はまるで夜空に照れる星に似ている」
Jタウンネット記者は、とーりんさんが魅了されたローソク飾りについて、北野天満宮にも話を聞いた。
取材に応じた北野天満宮権禰宜・白江秀宜さんによると、この飾りは境内の梅苑「花の庭」で2月25日~3月20日までの期間中(金・土・日)に行われていたライトアップイベントの一環だ。
期間中は、日没~20時の閉苑までの間、苑内に飾り付けられたおよそ700灯もの蝋燭が梅の花を照らしていたという。ガラス製のハンキングボールの中には蝋燭やLEDキャンドルが入れられていて、主に同神社職員が夕刻から一灯ずつ灯していたそうだ。
白江さんは、梅苑ライトアップは2018年から毎年行われているという。Jタウンネット記者は改めて、開催に至った経緯を聞いてみた。
「以前から、職員や参拝客の方々から『梅苑のライトアップをしてみては』というような声があったんです。また、梅は種類によって早咲き・中咲き・遅咲きのものがあるので、それだけ長い期間ライトアップを楽しめるということもあり、開催することにしました」(白江さん)
ただ、まとまって咲く桜やモミジとは違って、梅の花は点々と咲くため、照明機材を使って照らすのが難しかったという。そこで、色々と試行錯誤を行いながらたどり着いたのが、現在の蝋燭をガラスハンキングボールの中に灯すスタイルだったとのことだ。
「北野天満宮の御祭神である菅原道真公(菅公)は、その類稀なる才を以て、齢十一にして漢詩『月夜見梅花』(月夜に梅花を見る)をお詠みになられました。そして、その漢詩の中で『梅花似照星』(梅花照星に似たり)と詠われ、『「梅花はまるで夜空に照れる星に似ている」」と表現されています。
約700灯の蝋燭によって星のように映し出された梅の花は、まさに菅公の御心を表す幻想的な景観を創り出していると思います」(白江さん)
白江さんは、ライトアップイベントがツイッター上で反響を集めていることについて
「SNSを通じて多くの方々より嬉しいお言葉を頂戴しております。当宮では、今後もSNSを通じて北野天満宮の魅力を発信していきたいと考えています」
とコメントしている。
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