明日――2022年3月11日、東日本大震災の発生から11年になる。
最大震度7を記録し、大規模な津波が広範囲にわたって沿岸部に押し寄せるなど、甚大な爪痕を残した未曽有の大災害。
その日の記憶を、宮城県在住のJタウンネット読者・Aさん(30代女性)が編集部に語ってくれた。
Aさんは宮城県多賀城市の職場で被災。同市は仙台港の北に位置し、津波で3分の1の面積が浸水した。
彼女は建物の3階に避難したが、水は2階の天井にまで迫ってきていたという。
翌朝、なんとか外に出ることができたものの、Aさんは不安と恐怖で動けなくなってしまう。そんな時、声をかけてくれた人がいた。