「『私なんていなくなっちゃえばいい』。高校の勉強についていけず、思いつめた私は電車の中で...」(埼玉県・10代女性)
2022.03.03 11:00
成績が上がらず「自分で自分が嫌に」
約2年前、私が高校1年生のときのお話です。
私は中学生の頃、学年でも上位の成績をとり続けていて、高校も目標としていた学校に入学できました。
しかし、いざ高校の授業が始まるとペースについていくことができず、最初のテストでほぼ最下位と言っていいほどの結果に。中学の時の成績と比較し、自分でもとても驚きました。
その後自分で工夫して勉強しても焦りが出てしまい、次のテストでもやはり成績は上がりません。
このような点数を取ったのははじめてで、自分で自分が嫌になり、何もかも捨ててしまいたくなるような気持ちでした。
私は成績を上げるために塾に通いました。授業や部活が終わってから塾に行き、毎日帰る時間は22時近くになることがほとんど。
その日も、外はもう真っ暗。帰りの電車は混雑はしておらず、静かな空間でした。