「プロ野球選手の打ったボールが、私の顔に一直線。動揺して体が動かず『もうダメだ』と観念したとき...」(東京都・60代男性)
見知らぬ男性が...
どこからか、男の人の大きな掌が私の顔の前に出てきて、飛んできたボールをしっかりと掴んだのです。
その大きな掌はボールを追いかけてきた巨人の選手に向かってボールを投げ返しました。
ボールが当たっていたら、私は大けがを負っていたことでしょう。私は危機一髪にところで助かりました。
この時、私は恐怖や恥ずかしさで動揺していて、助けてくれた男性にお礼も言わずに、その場を逃げ去るように自分の観覧席に帰ってしまいました。
子供の頃はそれほど気にならなかったのですが、年齢を重ね、父親となり子どもを持つ身となって、助けてもらったありがたさをひしひしと感じるようになりました。
見ず知らずの子供を助けてくれた恩人に対して、なぜあの時きちんとお礼が言えなかったのだろう。そんな思いが心に重くのしかかっています。
もう50年近くも前のことであり、ほんの一瞬の出来事でしたが、私を助けてくれたその男の人に対して、この場をお借りして、お礼を申し上げたいのです。
あの時は本当にありがとうございました。
お礼を述べることもせず、こそこそ逃げるようにあの場から立ち去ってしまい、申し訳ありませんでした。おかげさまで今も元気に生きております、と。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
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