「プロ野球選手の打ったボールが、私の顔に一直線。動揺して体が動かず『もうダメだ』と観念したとき...」(東京都・60代男性)
「あそこに○○選手がいる!向こうにいるのは××選手だ!」
それは今から50年ほど前の、私が小学生3~4年生だったころの出来事です。
野球が大好きだった私は、父親に連れられて、東京の後楽園球場に野球観戦に来ていました。
後楽園球場は当時の私が大好きだった読売ジャイアンツのホームグラウンドです。
球場に到着すると、憧れの巨人の選手たちが試合前に練習をしていました。

私たちの観戦席はライトスタンドの上段でしたが、試合開始前だったので、私は一人でライトフェンスまで下りてフェンスの上に顔を出し、
「あそこに○○選手がいる!向こうにいるのは××選手だ!」
と、より近くから巨人の選手たちを眺めて興奮していました。