「のどに飴を詰まらせ、どんどん紫色になっていく息子の顔。一度は助かったと思ったのに、その後...」(静岡県・年齢不明女性)
2021.12.07 11:00
いつもあげていた飴がのどに...
今年高校生になった息子が今元気で生きてられるのは、あの時助けていただいた女性がいたから。あの方にお礼を届けたい。
当時2歳の息子と私達家族4人は、クリスマス飾りを見にホームセンターへ行きました。
キラキラした装飾を見ている最中、急にウッと声を押し殺す息子を見て、私はすぐに異変に気づきました。息子にいつもあげている飴をその日も渡していたのですが、それがのどに詰まってしまったのです。
背中を強く叩いたり逆さにしたりして、必死で出そうとしましたが、詰まった飴は出てこない。
私が声を上げてパニックに陥っていると消防士の夫がすぐ気づき、すかさず息子を背後から抱いて腹を圧迫すると、血と一緒に小さな飴玉が喉から出てきてくれました。これで大丈夫と安堵した次の瞬間のことでした。
息子が大きい声で一声泣いた途端、出てきた飴を再び吸い込んでしまい、今度は気道の奥を完全に塞いでしまったのです。