今まで味わってきたのと全然違う...! 佐久穂町の「紫稀」を食べたら、プルーンの概念が変わった件
2021.11.03 18:00
雨にあたると割れてしまう「紫稀」
「紫稀」とは、長野県のオリジナル品種「オータムキュート」の中でも厳しい品質基準をクリアした果実だけに冠されるブランド名。県東部にある佐久穂町の中でも限られた生産者が育てている。
イベントには佐久穂町の佐々木勝町長さんと佐久穂町役場産業振興課・農政係の浅井弘幸さんが登壇し、その魅力を解説した。
「紫稀」は糖度20以上、果実の大きさは90グラム前後と大玉。甘くてジューシーな味わいが特徴だという。
「雨に当たると割れてしまったり、味が安定しなくなることから、雨除けハウスを使用しハウス内で丁寧に栽培されている」
と佐々木町長。
話を聞きながら、「紫稀」のジュースを試飲。果肉たっぷりで、さっぱりとした酸味の中にプルーンの凝縮した甘みを感じた。
サンドイッチには、「紫稀」が皮ごとサンドされており、ホイップクリームの甘みと相性が大変良い。
そしてフレッシュプルーン4種の食べ比べ。左からプレジデント、サンプルーン(中央上)、ベイラー(中央下)、オータムキュート「紫稀」。
プレジデントは少し酸味があり、甘みとのバランスが良く食べやすい。サンプルーンとベイラーは甘みが強く、さっぱりとしている。
オータムキュートは、プレジデントの酸味とベイラーの甘さを掛け合わせた品種。「紫稀」は、とてもジューシーで甘く、ほのかな酸味とのバランスが良い。記者が普段口にしているプルーンとは別物と思うほど、ハイクオリティな味わいだった。