地元民のソウルフードは「ハスカップおにぎり」!? 北海道・厚真町産ハスカップを食べてみた
ハスカップティーの衝撃
次に、それぞれのジャムをすくって食べてみる。あつまみらいの強い酸味はかなり和らいでいたが、それでもすっぱさが際立ち、体に良さそうな印象だった。
一方、ゆうしげのジャムはほどよく甘ずっぱくて、食べやすい。ヨーグルトやバニラアイスなどにも合うだろう。
ずらりと並んだハスカップメニューの中でも、記者がとりわけ気に入ったのが、「ハスカップティー」である。
「ニルギリ」という、口当たりが柔らかくて渋みの少ない茶葉のストレートティーに、調理していないあつまみらいをつぶしたものをティースプーン1杯分入れるだけと、作り方はとてもシンプル。
レモンティーのような酸味がありながら、レモンにはないほのかな甘みが舌に残り、フルーティーな味わいだ。砂糖も要らないくらい、適度な甘みと酸味のバランスが絶妙である。色も美しく、目でも楽しめる。
これはぜひとも読者の皆さんにも試してほしい「ハスカップ」の味わい方だった。
ハスカップにはレモンの1.8倍のビタミンC、ブルーベリーの5倍以上のポリフェノール含まれるなど、栄養満点。抗酸化・抗糖化作用や、殺菌作用も確認されているので、健康に気を遣っている人にはうれしい食材だ。
現地を訪れる以外では、JAとまこまい広域ネットショップ等の通販で購入できる。また、山口農園が経営する「ハスカップカフェLabo」のオンラインショップでは、ハスカップジャムや佃煮などの加工品が販売中。
おいしくて、栄養価も高い厚真産ハスカップの実力、みなさんも体感してみては。
10月20日16時 編集部追記:記事初出時、固有名詞に誤りがありましたので修正しました。