「初めて一人で行った祖母の墓参り。連れてきてくれたタクシー運転手のおじさんが、霊園の中まで...」(30代女性)
運転手はユリの硬い茎を折って...
ようやく見つけたお墓を一通り掃除して、いざお花を、と思ったら、買ってきた花はお墓の花瓶に入れるにはどうにも長過ぎました。
すると、またまた運転手さんが、
「あ、おじさんやったげるよ」
と、硬い茎を折って両方の花瓶に入れてくださったうえ、おじさんも一緒に手を合わせて祖母のお墓参りをしてくれました。それがとても嬉しかったです。
その後、「帰りは、バスの最終便はあるけどどうします?」と運転手さんに聞かれた私は、迷わず「駅までお願いします!」とタクシーを選択。
「高くなっちゃうけど、ごめんねえ」
なんて、おじさんは申し訳なさそうに言っていましたが、私はそれ以上の事をしていただいたと思います。
今なら名前とタクシー会社を控えて後からお礼をさせていただくのが当然のことですが、当時の私はできませんでした。未熟者だった私をお許しください。
今は結婚して海外に移住し、コロナ禍でなかなか帰国できない身ではありますが、今でもたまにこうして想いを馳せています。
おじさん、変わらずお元気かなぁ。あのときは、本当に本当に、ありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
お墓探しを手伝ってくれただけでなく、一緒にお参りまでしてくれた運転手さん。彼がいなければ、Kさんは無事に祖母のお墓参りを終えることが出来なかったかもしれない。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。もし、Kさんのように親切な人との出会いなどがあったという人は、ぜひその時の話を聞かせてほしい。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※なお本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)