「コロナ移住」一瞬でも考えた人に教えたい 北九州市「お試し居住ライト」参加して分かったその魅力とは
2020.11.18 12:00
提供元:北九州市
「直感的にいいところだなって」
最初に話を聞いたのは、神奈川県横浜市出身で2019年5月に東京から門司港に移住してきた岩本成矢さん(33)。
門司港でカフェ「四稀」のオーナーをしながら、webマーケティング事業を行う会社を経営している。元横浜市民、ウェブ業界......筆者との共通点も多い。
大学卒業後、webマーケティングのコンサルタントの仕事を約10年間していたという岩本さん。18年に独立した矢先、「門司港でドライフラワー店をやりたい」という知人に、お店のマーケティングを手伝ってほしいと言われたのが移住のきっかけとなった。
「お店をやるなら実際にその土地の空気とかを知っていないとダメだなと思って、一度見に来たんです。そのとき、直感的にいいところだなって思いました。地元の人の雰囲気がいいし、海も山も観光地もあるから街として可能性を感じたんですよね。住むのにも、ビジネスをするにも魅力的でしたね」
と岩本さんは話す。初めて門司港を訪れたのは19年4月。そしてなんとその翌月には移住したそう。即決だ。
岩本さんに実際に門司港に住んでみての感想を聞いてみた。
横浜市から移住してきたということだし、突然の地方暮らしで戸惑ったりはしていないのだろうか......。そんな筆者の問いに、岩本さんは「大変だったことは特にないですね」ときっぱり。
「買い物とかも門司港でだいたい揃うから、小倉には洋服とか雑貨とかを月に1、2回買いに行くくらいですかね。食品とかは、基本的に近所のスーパーで買います。家で鍋パーティーするから野菜がたくさん必要、みたいなときは八百屋さんの方が安いのでまとめて買ったりもします」
と、特に不便なく暮らせている様子を教えてくれた。
では門司港に移住して良かった点には、どんなものがあるのか聞いてみると
「移住してすぐ感じたのは、住んでいる人たちの地元愛の強さですね。みんなすごい門司港の魅力を伝えてくるのが、いいなって。こっちの人は、街全体である種の一体感があって、その繋がりと暮らしを大切にしている感じがします。あと、街全体に居場所があって居心地が良くて年齢もバラバラの人たちと仲良くさせていただけているのも、色んな価値観に触れられて面白いし、移住して良かったなって感じています」
とのことだった。また、実用的な面でいえば「東京と同じ家賃で倍以上の広さの部屋を借りられるのも魅力ですね」と話していた。