新型コロナを40年前に予言? 話題の和製パニック映画「復活の日」を見てみました
2020.03.13 20:00
最初は「イタリア風邪」だった
話題の映画「復活の日」は、Jタウンネット記者はアマゾンプライムビデオで観ることができた。アマゾンプライムビデオは、「ゲーム・オブ・スローンズ」にはまっていた時期があったので、それ以来、久しぶりだった。
ストーリーの冒頭部分をかんたんにご紹介しよう。
時代設定は、1960年代、米ソ冷戦のころだ。某国細菌戦研究所で開発された新型ウイルス「MM-88」がスパイによって奪われる。しかし、スパイの乗った小型飛行機は吹雪のためアルプス山中に墜落し、ウイルスを入れた保管容器は砕け散った。
「MM-88」は極低温下では活動を休止しているが、気温が上がるにしたがって、爆発的に増殖を始めるモンスターだった。春になると、イタリア北部で風邪のような病気が流行を始め、やがて「イタリア風邪」と噂されるようになる。
そして世界中に広がっていくのだ。「イタリア風邪」と聞いて、現在のイタリアでの状況がオーバーラップしてくる人もいるかもしれない。
「MM-88」は結局、南極大陸を除く、すべての大陸に広がっていく。当初はインフルエンザの一種と思われたが、心臓発作などによる謎の突然死が相次ぐ。そして人間だけでなく、家畜や野生動物にも感染していったのだ。
なんだか、とても怖いので、これ以上は止めておこう。だが、この映画「復活の日」については、まだまだ突っ込みどころがたくさんある。