祖父の形見、どうにかして直したい...! 時計修理のSOS拡散、かつての製造元が「粋な対応」
2019.05.21 17:00
「製造元」からもメッセージが
実際、フリマサイトではSankyoの時計がいくつか出品されており、黒田さん自身「同じような系統の(できれば同型)の時計をもう1つ買って、部品を移植しようと思います!」と投稿している。
しかし万が一、同じ型の時計を購入できなかった場合はどうなるのか。そんな不安も拭いきれない中、リプライでも名前が挙がっていた、製造元である日本電産サンキョーの親会社・日本電産の公式ツイッターが5月17日にくろださんにリプライを送った。
時計を大切にして頂きありがとうございます!
— 日本電産 (@NidecJP) 2019年5月17日
日本電産サンキョーでは現在時計の製造は行っておらず修理対応が難しいのが現状です。
代わりにと言っては何ですが、修理をお願いできそうな方をご案内致します!
実際にお受け頂けるかは確認しておりません。ご了解ください。https://t.co/4XXlEb2m6e
製造元では直すことができないが、代わりに修理できそうな人を紹介したのだ。個人で時計などの修理依頼を受け付けているTaka@さんというネットユーザーで、普通の時計屋では直せないような修理も対応しているらしい。
なぜ、こうしたメッセージを送ったのか。21日のJタウンネットの取材に答えた日本電産ブランド戦略室の担当者は、くろださんの投稿に対する「日本電産サンキョーの時計ではないか」というリプライを見つけ、
「なにかお手伝いできることがあれば」
ということで、修理できそうな人を紹介したという。
2019年6月の祖父の三回忌を目前に、ツイッターへの投稿を思い立ったくろださん。6月中には時計を直したいとしている。