1本5万9400円! 超高級筆ペン「長刀ふでDEまんねん」とは
2019.03.18 08:00
職人技が光る!筆感覚で使える万年筆
扶桑社が主催する「文房具屋さん大賞」。選りすぐりの文房具1500点を厳選し、文房具に詳しい売り場販売員が、デザイン・機能・アイデアなどの要素を採点し、大賞や部門賞を決定します。
今回、広島生まれの文具が機能賞を受賞しました。万年筆「長刀(なぎなた)ふでDEまんねん」です。
審査委員長の高木芳紀さんは、「『あっ!こう来たか』と、意外な印象を持ち、これは推薦せざるを得ないなという感じでした」と語っていました。
製造したのはセーラー万年筆。1911年に呉市で創業、ボールペンや万年筆の開発・販売を行ってきました。日本の文具界をリードしてきた会社です。
「長刀(なぎなた)ふでDEまんねん」は、1本5万9400円と超高級品。まるで筆のようになめらかで、ペン先がそり返っているのが特長です。職人が、筆文字を書ける万年筆を考案しました。
紙と接する面のペン先が上がっていることで、ペン先が三角形に近い状態で紙に接する形になります。長刀研ぎと呼ばれるペンポイント(先端部)を反り返らせる特殊技法を用い、筆と同じようなペン先になるのが特長です。
ペン先には弾力性に優れる21金を採用し、職人の熟練技で筆文字に近い万年筆になっています。職人の手作業により、生産数に限りがあるため、広島県内では多山文具本通ヒルズ店のみの販売になっています。
1本5万9400円と超高級品ですが、とても書きやすく好評のようです。ぜひ試してみたいですね。(ライター:tama35)