2017年の「閉店ニュース」を振り返る 仙台「さくら野百貨店」、群馬「赤城クローネンベルク」、神戸「御影高杉」...
地元民に愛され、青春を共にした思い出の店
まずは、東京・阿佐ヶ谷で半世紀以上続いた本屋さん「書原」。2017年2月19日に閉店した。書原阿佐ヶ谷店は1967年オープン。同じビルにはボウリング場を経て、アニメ制作会社「マッドハウス」が居を構えたこともあり、アニメーターにも愛された書店だった。
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次に、秋田の若者たちのオシャレを支えたファッションビル「秋田フォーラス」。2月26日に閉店した。秋田県出身の人気女優・佐々木希さんがデビュー前に働いていた場所としても知られている。「秋田で青春時代を過ごした人は必ずといっていいほどお世話になったんじゃないかな」「初めて行ったのは、小学生の時」と、自らの思い出を振り返るように、感慨をつぶやく人も多かった。10月からは若者だけでなくファミリー層も楽しめる商業施設「秋田オーパ」として生まれ変わり、再び賑わいを見せている。
●秋田のファッション発信地「秋田フォーラス」が30年の歴史に幕...佐々木希さんも店員だった
千葉市や仙台市でも、地元民に愛された商業施設が閉店した。千葉市中央区にあった三越千葉店は1984年、地元百貨店のニューナラヤを引き継ぐ形で営業を開始し、約33年間、千葉市民に親しまれてきた百貨店だった。
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2月27日に突然閉店した仙台市の「さくら野百貨店」仙台店は、今年で流行ったワードを発表する「仙台流行語大賞」で4位にランクインするほど地元住民に大きなショックを与えたニュースだった。