知ってた? 山中漆器から生まれた技術で国内シェア100%
2017.11.26 07:31
昔は木製だった
その部品とは、「リム」と呼ばれる自転車のタイヤを支える輪の部分です。
新家産業は、男性競輪用のリムの国内シェアが100%。工場内では、アルミのリムを丸くしたあとに切断機で裁断していました。
競輪用のリムは、スピードが要求されるため、一般用のものと違い軽量で強度があります。実際に重さを比べると、一般用にリムが814gだったのに対し、競輪用は343g、半分以下でした。
世界トップアスリートも使用し、世界を制した中野浩一さんも使用していました。このリム、現在は軽量のアルミニウムを使用していましが、昔は木製でした。
創業者は山中漆器をつくっており、その山中漆器の技術で木製のリムを作ったのが始まりで、現在に至っています。この山中温泉の地が、リムを育てていったのですね。(ライター:りえ160)