約10年で150か所を制覇...全国の「市役所前バス停」を探し続ける男
2017.01.05 06:00
きっかけは、帯広の「市役所前」
いいじまさんが、このプロジェクトを始めたのは2007年。きっかけは北海道滞在中に、ふと「日本でいちばん多い名前のバス停はなんだろうか?」と思い立ったことだという。「本町」「駅前」などが浮かぶなか、「市役所前」を思いつき、近くの帯広市役所へ行ってみると「市役所前」バス停があった。
「なるほどこれはおもしろい、と思いまず北海道内のあちこちに出かけるがてら、市役所前にいってバス停をめぐったら結構な確率で『市役所前』だった。それで始めた、というものです」
一言で「市役所前」と言っても、バリエーションは豊富。現在500の市をめぐったが、大都市圏などでは、市名を冠した「○○市役所前」が多いそうだ。
「これは民間のバスが走っていて市を跨いで走っていることから混同しないように固有名詞をつけているのかと推測してます。しかし固有名詞がつくとそのバス停名は唯一無二なので、カウントしません。あくまで『市役所前』だけをカウントしています」
そのほか、コミュニティーバスに多い「市役所」や、役所の建物が大きい場合の「市役所東」「市役所南」、合併で生まれた「○○市役所××庁舎」など、多岐にわたっている。