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「1日1日反省しています...」川崎中1事件から301日、現場に残された「赤い手紙」【現場2015】

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.12.31 06:00
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「月命日が近くなると、この場所を訪れるんです」

「月命日の20日が近くなると、この場所を訪れるんです」――。こう語ったのは、花壇周辺を歩いていた40代の男性だ。聞くと、事件の起きた2月から毎月欠かさずこの場所を訪れ、少年の冥福を祈っているという。今回は妻と娘、まだ赤ん坊の孫を連れてやってきたのだそうだ。

「すっかり、この場所も様変わりしましたね。事件直後は、日本全国から大量の献花が届き、お坊さんが経を読みにいらっしゃることもありました。テレビや新聞などのマスコミも沢山いましたし......。とはいっても、ボランティアの方が手弁当でこの場所を管理して下さっていたので、『いつまでも』というわけにはいかないのでしょうが」

しかし、上のように語った直後、男性は遺体が発見された現場へ顔を向け、以下のように言い添えた。

「ただ、あの痛ましい事件がこのまま忘れられてしまうのは、寂しいものですね――」
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