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「1日1日反省しています...」川崎中1事件から301日、現場に残された「赤い手紙」【現場2015】

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.12.31 06:00
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事件直後とは、大きく様変わりした風景

「随分、すっきりとしたな......」。現場に辿り着いた記者は、率直にそう感じた。当時、花束が山積みにされ、ボランティアが設置した地蔵など、多種多様な供物が置かれていた遺体の発見場所。そこは、茫々と生い茂った雑草に覆われている。

事件の現場へ辿り着いた
事件の現場へ辿り着いた
雑草の生い茂る遺体の発見現場
雑草の生い茂る遺体の発見現場

事件発生から約1週間後、大量の献花やバスケットボール(被害者の少年はバスケットボール部に所属していた)が供えられていたときの風景と見比べると、一目には同じ場所とは思えないほどだ。

事件発生から1週間後の供物と献花(2月28日撮影)
事件発生から1週間後の供物と献花(2月28日撮影)
現在の様子
現在の様子

しかし、弔問客が全くやって来なくなったわけではない。実際、記者が現場に滞在していた1時間ほどの間にも、3組ほどの弔問客が訪れ、沈痛な面持ちで少年の死を悼んでいた。

献花が消えた理由は、「お知らせ」と記された立て看板にあった。そこには、「川崎市として6月30日午前10時を目処に、現場周辺の献花、供物等の一切を整理させていただくことにしました」といった文章が。加えて、7月以降は献花等の供物を控えてほしいとのお願いも記されていた。4月に供物が原因で火災が発生したことや、遺族からの意向がその理由だという。

看板の全文
看板の全文

ただ、こうした看板があるにも関わらず、河川敷の一角には供物とみられるものがいくつか。いずれも、遺体の発見現場から20メートルほど離れた場所に作られた、被害者の少年の名前を冠した花壇周辺にあった。

現場周辺で見つけた「メッセージ」
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