はねくら・おはよう靴下・するびる...東北人が「えっ、これ方言なの?」と驚いた言葉
2015.09.06 11:00
戸外の食事を好む山形人が使う「お弁当開き」
最後に紹介するのは、山形県出身のDさん(40代女性)から寄せられた、「お弁当開き」という表現だ。公園や河原、庭などで弁当を食べるという意味で、ピクニックよりも手軽に戸外の食事を楽しみたいとき、家族や仲間を誘う場面で使われるそうだ。
「子どものころは、近所の友だちが遊びの誘いに来て、『今日はなにする?』『おべんとびらきしよっか!』『じゃあ、お母さんにおべんと作ってって頼んでくる!』なんて、可愛らしい会話をしてました」
Dさんは転勤で現在仙台在住。同僚と会話中、子どもが遊ぶのによい場所の話題となり、「あの場所はお弁当開きするのにちょうどいいよね」と言ったら、全く通じなかったという。
お国なまりというよりも、山形特有の表現といったほうが適切だろう。
そういえば2015年9月20日は「日本一の芋煮会フェスティバル」が山形市内で開催される。自然の豊かな場所で食事をすることは、山形県人にとって一種のレクリエーションであり、独自の表現が育まれていったのではないか。