「毛生え薬を作ろう」→「なかなかできんな」→「歯ぐきに塗ってみよう」→「歯周病治った」
発毛実験中に世界初の画期的な発見も！
そんな研究のさなか、自身の歯周病に悩んでいた竹内さんは、お仏壇などに供える「コウヤマキ」のエキスを歯ぐきに塗ってみたのです。すると症状が治まったので、これを歯科大学に持ち込んだ結果、なんとコウヤマキから歯周病菌の抗菌作用が確認され、世界初の歯みがき商品が誕生したんです！
そもそも竹内さんが研究を始めたきっかけは、旦那さんの父親でした。阪神・淡路大震災で奥さんを亡くして認知症になってしまったお父さんの髪の毛を生やして、若返らせて元気にしよう！という竹内さんなりの介護だったそうです。そして震災から4年後にお父さんは亡くなったものの、その後も研究を続けています。
そして現在でもさまざまな材料をもとに研究を続行中の「毛はえ薬」の開発。コウヤマキの発見と同じように、世界をあっと驚かせる画期的な発見が、神戸から生まれるかもしれません！（ライター：ツカダ）