ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
マンガ

ケンコーコムはなぜ福岡に本社を移したか?震災リスク、そしてアジアへの視線

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.08.14 13:00
0

優れた交通網を持つ福岡は通販企業のメッカ

ケンコーコムによれば、福岡は「やずや」や「キューサイ」など、老舗の通販企業が拠点を置く土地としても有名だという。その大きな理由として考えられるのは、福岡の優れた海路・空路のアクセス面だ。

日本国内の空港は、大都市の中心部から距離が離れていることが多い。その点、福岡空港は繁華街の天神や博多から地下鉄1本で行くことができ、所要時間もたった5~10分だ。国内の主要空港とすべて路線がつながり、とくに羽田-福岡間は1日あたり55便もある。さらに対馬や五島列島の福江、奄美大島といったローカル空港とも結ばれていて、九州のハブターミナルとして機能している。

立地の良さでは、日本有数の大型港である「博多港」も負けていない。日本の貿易量の99.7%を担う海運のうち、コンテナ取扱個数で国内6位の実績を持つ博多港は、福岡市中心部より車で15分程度と、優れたアクセスを誇り、「東アジアのマルチ・クロス・ポート」として存在感を発揮している。

ヒトを運ぶ「空路」と、モノを運ぶ「海路」、この両者で優れたアクセス環境を持つ福岡市の環境は、アジアをはじめとした海外展開をにらむ企業にとって大きなメリットだろう。

また、福岡市は『アジアのゲートウェイとしての福岡』といった施策を推し進めており、ケンコーコムは「海外展開に向けた行政のバックアップを受けやすい土地であることは確かです」とも付け加えた。

博多港「マルチ・クロス・サービス」のイメージ(博多港ウェブサイトより)
博多港「マルチ・クロス・サービス」のイメージ(博多港ウェブサイトより)
「職住接近」がWLBやQOLを高め、生産性の向上へ
続きを読む
PAGETOP