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ケンコーコムはなぜ福岡に本社を移したか?震災リスク、そしてアジアへの視線

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.08.14 13:00
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災害リスクの低い「安全なまち」としての福岡

実は、福岡は全国でも有数の「自然災害リスクの少ない街」として知られる。災害危機コンサルタントの堀越謙一さんが監修した「大地震が来ても『最後まで生き残る街』ランキング」(2012年発表)でも、1位に選ばれたのは福岡市だった。「福岡市内には老朽化した建物が少なく、木造建築が多くないことから、建物倒壊、火災延焼などのリスクが低い」といった点が評価されている。そのほか、2位には久留米市、5位にも筑紫野市が選出されており、福岡県の「安全さ」が際立つ結果となっている。

また、全体的に地盤が安定している地域が多く、周辺地域で起きた地震の影響も受けにくい。今後30年のうち、震度6弱以上の地震が発生する確率は0.3%未満だという。

江戸時代以降の主な地震(福岡県ウェブサイトより)
江戸時代以降の主な地震(福岡県ウェブサイトより)

さらに、福岡県は独自に地震・津波アセスメント調査を実施し、その結果を基に防災計画の見直しを行うことで、県全体で防災・減災体制の構築を推進している。なかでも福岡市は、15年4月に日本電信電話(NTT)と「災害対策」をテーマにした包括連携協定を結ぶなど、ITを活用したインフラ整備を積極的に行っている。

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