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福岡・スタートアップカフェの利用者は「19~82歳」...幅広い世代の起業熱を支える積極行政

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.07.31 13:00
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福岡の若者の起業意欲は高まるか

福岡は、西日本で公的サービスの支援が充実している都市の1つだ。
九州地方の中枢都市だけあって、市や県の創業支援施設・事業が揃っている。政府機関の日本政策金融公庫や独立行政法人の中小企業基盤整備機構もある。さらに民間資本や組織は、インキュベーションやアントレプレナー教育、ファンド、コミュニティなどの分野で活躍している。

経済センサスによると、福岡市内の新設事務所数は常に全国平均を上回っている。2006~2009年の4年間は、16政令指定都市の中で福岡が4.1%でトップだった。
ただ、その代表者の年齢をみると50代が28.6%と最も多い。次いで40代が25.7%、60代が21.8%と続く。30代は15.5%、20代は1%に過ぎない。会社経営の経験者が事務所を立ち上げるケースが多い。
一方、全国値で最も多い年代は30代。起業経験のない人も起業するケースが高い。

福岡を名実ともにスタートアップ都市にするには、若者のハートにベンチャー魂を注入することが必要だ。
2010年、市内にグロービス経営大学院大学が開校し、山口や広島からもベンチャー志向の若者が集まるようになっている。
また市内の大学では起業・創業に関する授業が行われている。そこで学んだ学生たちが大学外でコミュニティを形成するなど、意欲的に取り組みを行っているという。

カフェの話に戻すと、5月末にお穣さま学校で知られる福岡雙葉高校の学生たちが、「夢をカタチにする女子~クリエイティブなデジタルものづくり~」をテーマに総合学習を行った。
こうした地道な努力は必ず実を結ぶことだろう。

福岡はネット時代にマッチした都市
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