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給食「食べ残し」を減らすため、宝塚市が続ける「真っ当な」改革

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2015.06.07 07:37
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[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年5月26日放送で、「給食の食べ残しを減らす取り組み」について取り上げていました。

画像はイメージです(chris_harberさん撮影、Flickrより)
January Something (forgot)

環境省が2015年4月に発表した、小中学校の子ども1人あたりの学校給食の食品廃棄物量の調査によると、1人あたり年間7.1kgの食べ残しが発生しているそうなのです。

そもそも給食は、子供の成長に必要な栄養が詰まったもの。なので、残さずに食べる方がいい!ということで、環境省は「食べ残しや調理くずを減らし、どうしようもない分はリサイクルへ!」という方針を打ち出しました。

そこで、子どもたちに少しでもおいしく給食を食べてもらおうと工夫を始めている自治体もあるのです。

手間ひまをかけた給食に子どもたちもニッコリ

兵庫県宝塚市では、「子どもの健康増進は学校給食から」という方針を掲げ、2011年から"おいしい給食"を目指す改革を進めてきました。

まず、野菜を切るのに機械は使いません。食感をよくするためにひとつひとつ包丁で切っていきます。次はごはん。以前は給食業者に頼んでいましたが、運ぶ間にどうしても冷めてしまうため、およそ2億円をかけて各学校に炊飯器を設置することにしました。

さらに宝塚市がこだわるのは、ダシの取り方。味が染み出やすい布を研究し、調理員みずからダシ袋を手作りしています。肉料理は必ずお酒で臭みを消し、しっかりとアクを取るなど、料理の基本をしっかり守ることがおいしさの秘訣です。

「温かいものは温かく、冷たいものは冷たく」、これが給食改革のモットーです。この努力によって、食べ残しの量も年々減ってきているのです。

食べ残しを減らすために給食の質を良くし、子どもに喜んでもらうという取り組みは、他の自治体でも見習うべきベストな改革ですね!(ライター:ツカダ)

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