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「子供のころ流行った危険すぎる『チャリ鬼ごっこ』、そして悲劇は起こった」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.05.26 06:00
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危険極まりない「チャリ鬼ごっこ」

最後は、子どもたちの危ない遊び。

今思えば、なんて危険な遊びだろう......。
小学生のころ、自転車で走り回る鬼ごっこ=「チャリ鬼ごっこ」が近所の子どもたちの間で流行っていました。
私が住んでいたところは、ゆるい坂が網の目のように入り組む住宅地。当時はブロック塀に囲まれた家も多く、見通しの多い曲がり角と坂道だらけの地域でした。
そんな場所で、鬼は全開でチャリンコをこぎまくっているみんなを追いかけるため、住宅地の中をさらなる全速で走り回る......もちろん、歩行者や車に注意しながら走れるわけもありません。
とうとうある日、ハプニングが起きました。2人乗りで逃げていた友人の自転車のブレーキが急に効かなくなったのです。危ないところを、後ろに乗っていた子が自分の足をタイヤと地面の間に挟み込んで、傷だらけになりながらなんとか止まりました。サンダル履きの足は爪が割れる酷いケガでしたが、小さいながら命がけ(?)で2人の命を助けた友人の判断は「凄いなー」と思いました。
一方そのころ、ハプニングに気付いていない私はまだ全速走行中。ところが角を曲がったら、お散歩中の老人が道の真ん中を歩いている! 慌てて避けようにも、道が狭い......。
「あー、避けるの無理! ぶつかるぅー!!」
とっさにハンドルを切った私。辛うじて老人との衝突は避けられたけれど、そのまま側溝にノーブレーキで突っ込んでいきました......。
側溝は深さは30センチくらいでしたが、ペダルに乗っかった足のちょうど脛のあたりに地面との角が(泣)。足に三角の溝ができるほどしこたま擦りむいたうえ、ブロック塀に肩からぶつかっていったので、自転車も自分も傷だらけでボロボロ、鬼ごっこどころではない状態になりました。
こうして2人の負傷者を出し、危険なチャリ鬼ごっこのブームは終息を迎えたのでした~。(静岡県・30代女性)
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