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「子供のころ流行った危険すぎる『チャリ鬼ごっこ』、そして悲劇は起こった」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.05.26 06:00
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画像はイメージです(zoetnetさん撮影、Flickrより)
fallen bicycles

自転車にまつわる「痛い!」思い出を、Jタウンネット編集部ではこれまで集めてきた。ひたずら「自転車でこけた話」だけを取り上げ続けるという、おそらく他に例のない連載企画だったが、この第8回で、ひとまずの区切りとしたい(募集自体はしばらく続けます)。

今回は乙女の恥ずかしすぎるエピソードから、危なすぎる自転車バトルまで、厳選した4エピソードを紹介する。

スカートずり下がった状態で転倒

20歳のころ、当時流行っていたロングのフレアースカートで、さっそうと四条河原町に向かって自転車をこいでいたら、スカートのすそが後輪に巻きつき、突然急停車!あっという間に前のめりにひっくり返り、車に乗っていたおっちゃんたちに助けられるという恥ずかしい思いをしました。
擦り傷と打撲だけで済んだのですが、お気に入りのスカートはチェーンに巻きつきボロボロになり、おまけにウエストがゴム式だったため、ひっくり返った時は、多分スカートがずり下がってたと思います......。思い出すとホントに恥ずかしい(笑)。
それ以来、二度とロングスカートでは自転車に乗ってません。(京都府・40代女性)

うら若き京美人の恥ずかしい思い出。

回転しながらも意識はスローモーション

今から50年前のこと。そろばん塾の帰りに、暗くなったので自転車の電気を点けようと思いました。
当時は手動で前輪についている発電機のスイッチを下に押して、タイヤに接触させるものでした。私は横着をして、いつも右足でそのスイッチを下げていましたが、たまたま運が悪く足がタイヤに絡まり、そのまま1回転して自転車の前に飛ばされました。着地の時にした右肩の骨折と、足首のケガで済みました。
1回転しているとき、スローモーションのような感じがして頭だけは守ろうとしたことを思い出します。(愛知県・60代女性)

子供時代など数十年前のエピソードも多く寄せられたが、やはり印象深い瞬間だからだろうか、どの体験談も記憶が鮮明だ。この体験談は50年前と、投稿があった中では最も過去の話だが、こけ方自体はつい最近のものと寸分変わらないのが興味深い。

水たまりに突っ込んで遊んでいたら地面がなかった

小学生時代です。
梅雨のころ、数日続いた雨で路上にはいたるところに水たまり。僕は雨の日が大好きで、自転車で水たまりに突っ込んで「ザッパーン」させるのも大好きでした。その日もいくつもの水たまりにダイブを繰り返していると、急な深みにハマり落車。
水たまりが覆い隠していたのですが、そこは溝だったのです。落ちた先も水たまりだったのでケガはなかったですが、ゲームボーイが死にました。(広島県・30代男性)

ちなみにこの男性、現在は自転車店の店員さんとのことで、「ハブやBBといったパーツが、浸水の影響で手入れの頻度が増えることを知った今となっては、雨の日に乗ることはもうないです」と付け加えていた。

危険極まりない「チャリ鬼ごっこ」

最後は、子どもたちの危ない遊び。

今思えば、なんて危険な遊びだろう......。
小学生のころ、自転車で走り回る鬼ごっこ=「チャリ鬼ごっこ」が近所の子どもたちの間で流行っていました。
私が住んでいたところは、ゆるい坂が網の目のように入り組む住宅地。当時はブロック塀に囲まれた家も多く、見通しの多い曲がり角と坂道だらけの地域でした。
そんな場所で、鬼は全開でチャリンコをこぎまくっているみんなを追いかけるため、住宅地の中をさらなる全速で走り回る......もちろん、歩行者や車に注意しながら走れるわけもありません。
とうとうある日、ハプニングが起きました。2人乗りで逃げていた友人の自転車のブレーキが急に効かなくなったのです。危ないところを、後ろに乗っていた子が自分の足をタイヤと地面の間に挟み込んで、傷だらけになりながらなんとか止まりました。サンダル履きの足は爪が割れる酷いケガでしたが、小さいながら命がけ(?)で2人の命を助けた友人の判断は「凄いなー」と思いました。
一方そのころ、ハプニングに気付いていない私はまだ全速走行中。ところが角を曲がったら、お散歩中の老人が道の真ん中を歩いている! 慌てて避けようにも、道が狭い......。
「あー、避けるの無理! ぶつかるぅー!!」
とっさにハンドルを切った私。辛うじて老人との衝突は避けられたけれど、そのまま側溝にノーブレーキで突っ込んでいきました......。
側溝は深さは30センチくらいでしたが、ペダルに乗っかった足のちょうど脛のあたりに地面との角が(泣)。足に三角の溝ができるほどしこたま擦りむいたうえ、ブロック塀に肩からぶつかっていったので、自転車も自分も傷だらけでボロボロ、鬼ごっこどころではない状態になりました。
こうして2人の負傷者を出し、危険なチャリ鬼ごっこのブームは終息を迎えたのでした~。(静岡県・30代女性)

「自転車でこけた話」、電子書籍化企画進行中!

というわけで今回で一区切りとなる「自転車でこけた話」シリーズですが、現在電子書籍化の企画が進行中です。6月(もう少し遅れるかも?)の刊行を目指し、現在編集を進めております。
また引き続きJタウンネットでは、あなたや周囲の人の「自転車でこけた話」を募集しています。メール(support@j-town.net)まで、具体的なエピソード、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、ご職業を明記してお送りください。採用者には、Amazonギフト券200円分を進呈します。
(※なお本コラムでは、いただいた体験談を一部編集・改変する場合があります。あらかじめご了承ください)

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