これからのマンションは「特化型」の時代? 京都で空室待ちが出る人気物件
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年2月23日放送で「京都の特化型マンション」について取り上げていました。
このところの少子高齢化や人口移動の変化などにともなって賃貸住宅に「空き室」が増えているといいます。2013年の全国の賃貸住宅の空室率は18.9%で、なんとおよそ5部屋に1部屋が空室だというんです。
賃貸経営をするオーナーさんにとって頭の痛い問題ですが、影響はそれだけではありません。
空き家や空き室が増えることで、「防災」「衛生」「景観等の生活環境」に影響を及ぼすという社会問題が起きてしまいます。かといって借り手の方も、「広い部屋がいい!」「収納がたくさんあってロフトもあるといい!」など、要望は高まる一方......。
そんななか、今注目を集めつつあるのが、「特化型マンション」や「コンセプトマンション」と呼ばれる賃貸用の重合住宅だそうです。
人気のところは"空室待ち"なんてこともあるんだとか。
○○に特化した、人気の賃貸住宅とは
京都市下京区の「ラシーネ五條」は2014年11月に入居を開始した賃貸住宅です。
単身者向けの全12戸、異なる広さの1LDKで、家賃は月6万6000円から8万8000円で、周辺の相場より5000円ほど高いそうですが、募集を始めてすぐに満室になり、順番待ちをしている人さえいます。
人気の理由の1つめは「寝食の分離ができる間取り」。寝るスペースとご飯を食べるスペースが分離できるという、女性にとって嬉しい配慮がされています。
そして2つめは「広い収納スペースがあり、天井にナノイーが発生する消臭機能が完備されていること」。実はこの賃貸住宅、"ひとり暮らしをしながら働く女性"に特化した物件だったのです。
他にも女性に人気の理由はたくさん。
玄関にはイスが付いているので、ブーツを履く時にもとっても便利。室内干しでも臭いを気にせず乾かせる乾燥機付き。システムキッチンに赤色が取り入れられるなど、普通の賃貸物件にはない色使いに心が弾みます。
もちろん、防犯カメラや防犯シャッターなど、ひとり暮らしの女性に気になるセキュリティ対策も重視しているのです。
自分のライフスタイルに合った特化型マンション、どうせ住むなら便利で素敵な住宅に住みたいですよね!(ライター:ツカダ)