雪の中が仕事場!知られざる真冬のりんご農家さん
2015.02.05 12:43
日本のりんご独特の形に樹を仕立てる
実は、この剪定作業は日本独特の作業で、欧米では自然のままに伸ばし、伸びすぎたら切り倒し新たに植える、という繰り返しを行います。
そうすると樹の外側でしか採れないのですが、それでも十分な収穫量があるのです。
しかしながら国土の狭い日本ではそうはいきません。
限られた土地の中でどれだけ収穫できるか...
そのために、太陽が当たる面積を増やすことで、木の外側でも内側でもどこで実ってもおいしくなるように育てるのです。
目の前に広がる広大なりんごを、農家さんは毎日少しずつ手入れをしていきます。
特に『葉取らずりんご』の剪定となるとその技術を身に着けるまで数年かかります。
さらには高齢化により段々と人手が少なくなってきているとか...
組合長も自分以外の畑も積極的に剪定し、地域としての品質を向上させることに努めているそうです。
あまり表に出ることの無い冬のりんご農家さんの姿。
今は樹には無くとも、収穫の季節においしい実を結ぶための努力は、こんな雪の中でも続けられていました。
これまで何気なく食べていたりんごでも、雪国の農家さんの姿を思い浮かべながらだと、おいしさもひとしおではないでしょうか。
今回の筆者:うまいもんドットコム
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