等伯に初公開の浦島絵巻...非公開文化財が800円で見られる
2014.05.02 18:30
実はお寺や神社にも嬉しい「京都非公開文化財特別公開」のヒミツ
普段見ることができない文化財を広く一般に公開するこの催しですが、実はそこにはもうひとつの重要な目的があります。
文化財を将来に継承して行くために必要なことは、質の良い修理を繰り返して維持管理していくこと。
お寺や神社の修理などの、維持管理にかかる費用の捻出は苦心するところで、この文化財特別公開で得た収益が文化財の維持・修理にたいへんな役に立っているという背景があるのです。
つまり、普段見ることができない貴重な日本の宝を見物することが、すなわちその貴重な宝を"後世につなぐこと"に役に立っていて、どちらにも嬉しい一石二鳥な催しだと言えるのですね。(ライター:ツカダ)