ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

等伯に初公開の浦島絵巻...非公開文化財が800円で見られる

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2014.05.02 18:30
0

[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年4月21日放送で「京都春季非公開文化財特別公開」について取り上げていました。

4月26日から5月6日までのゴールデンウィーク期間中、京都では「京都春季非公開文化財特別公開」と題して、秘仏や寺宝などを公開する催しが行われます。

公式サイトより
公式サイトより

この催しは昭和40年から毎年春と秋に開催されており、1ヶ所につき、大人800円、中高生400円の拝観料を支払って普段見れない文化財を見物するもので、今回は20の法人が参加します。

そして平成26年春季特別公開の見どころとしては、長谷川等伯をはじめとする長谷川派の絵画、狩野派の絵画、浦島伝説にゆかりのある伊根町の浦島神社にある初公開の絵巻などがあります。

実は、お寺や神社が文化財を維持管理していくのには、とってもお金がかかって大変なのはご存知でしょうか。

大きなお寺や神社は観光収入も十分期待できますが、小さなお寺や神社では訪れる観光客も少なく、苦しいオサイフ事情があるようです。

実はお寺や神社にも嬉しい「京都非公開文化財特別公開」のヒミツ

普段見ることができない文化財を広く一般に公開するこの催しですが、実はそこにはもうひとつの重要な目的があります。

文化財を将来に継承して行くために必要なことは、質の良い修理を繰り返して維持管理していくこと。

お寺や神社の修理などの、維持管理にかかる費用の捻出は苦心するところで、この文化財特別公開で得た収益が文化財の維持・修理にたいへんな役に立っているという背景があるのです。

つまり、普段見ることができない貴重な日本の宝を見物することが、すなわちその貴重な宝を"後世につなぐこと"に役に立っていて、どちらにも嬉しい一石二鳥な催しだと言えるのですね。(ライター:ツカダ)

PAGETOP