「日光猿軍団」人々涙した最後のステージ
2014.02.18 18:05
涙の卒業証書
最終日、緊張気味で舞台に向かう敏雄さんと猿軍団の姿があった。ステージでは人気者の栄太郎が最後まで客席をわかせる。卒業証書を渡し終え、最後にこう語りかけた。
「いよいよ卒業だな、みんな。よかったな、つらかったか、疲れたか? もう勉強しなくてもいいし、友達と遊んだり、ケンカだってできなくなるんだぞ。よくケンカしたべー。これからもっともっと先生みんなにさしてやりてえけど。一日二日経っても終わんねえ。本当にありがとう。感謝しても感謝しきれねえ。お前ら、これから卒業したって、先生に任せろ。校長先生とママさんに、一生一緒にいんだから。 校長先生 間中敏雄」
毎月のように劇場に通った女の子から、今度は校長先生の卒業証書を渡された敏雄さん。ほっとした表情で、「これだけ惜しまれてやめられたのは最高に幸せだと思う」とつぶやいた。