【ご当地】薩摩の武士も好んだ鹿児島の豚みそ
2013.07.08 16:03
伝統ある「食べる味噌」
今回、店内を見回って目を付けたのは、鹿児島名物の珍味「豚みそ」。豚みそと呼ばれるものには、豚のみそ(漬)焼といった料理もあるが、この豚みそはみそが主体の一種の調味料だ。ご飯にのせたり、生野菜や冷や奴につけたりして食べる。最近、この手のジャンルでは「食べるラー油」というものが一大ブームを巻き起こしたが、こちらは薩摩の武士も好んだという、伝統ある「(豚肉入り)食べる味噌(みそ)」である。
売り場には5~6種類の豚みそが置いてあり、なかでも、より鹿児島らしさをアピールされる「黒豚」の名の付くものを2つ買ってみた。
鹿児島黒豚と自社製の麦味噌を使ったというキンコー醤油(しょうゆ)製の「黒豚みそ」。黒砂糖などが入って、甘塩っぱい麦味噌の香りが立ち、そこにやはり甘く歯ごたえある豚肉片がからんでくる。豚みその本格派という印象だ。