北陸の定番あられ「ビーバー」 製菓会社が自己破産

2013年9月25日 16:46

「強いぞビーバー!」のフレーズで、40年余り北陸地方で親しまれてきた揚げあられ「ビーバー」を製造・販売する福屋製菓が、自己破産の準備に入ったことが明らかになった。2013年9月20日付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。すでに「ビーバー」の生産は中止され、出荷済みの分で販売を終了する可能性が大きいとみられる。

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(福屋製菓ウェブサイトより。以下同じ)

帝国データバンクによると、福屋製菓(石川県白山市)は1949年に創業。北陸3県では「定番」となっている昆布入りの揚げあられ「ビーバー」を主力に、米菓の製造販売を手がけてきた。負債総額は約1億6500万円の見通し。

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「ビーバー」は1970年の大阪万国博覧会で、カナダ館のマスコット「ビーバー」を目にした女性社員が「前歯の形と、揚げあられを二つ並べた形がそっくり」と言ったところ、そのまま商品名になった。

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地元北陸産の米に鳴門の焼き塩、日高昆布など材料にこだわり、自社独自のブレンド油で「手揚げ」を貫いてきた。「強いぞビーバー! 福富屋製菓(同社の前身)のビーバーですぞぉ~」のフレーズとアニメのテレビCMが話題となり、看板商品に育った。

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子どものおやつから、大人にもビールのおつまみとして人気を博し、ピーク時には北陸3県のほとんどのスーパーで販売され、1980年1月期には4億円近い売り上げがあった。ネットユーザーからは、

「金沢旅行のバラマキ菓子に最適だったのに! 先週買って帰ったばかりだったのに残念だ」

などと惜しむ声もあがっている。

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しかし消費者の好みが多様化するなか、大手メーカーの商品に押され、売り上げが減少。巻き返しに、コンビニエンスストアへの販路拡大や2005年にカレー味を発売。10年には地元の甘エビを使った新商品を開発して積極的な売り込みを図ったが、12年1月期の売上高は6000万円台まで落ち込んでいた。

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